尾行の人数について

ウェブサイトなどで探偵の尾行調査の料金を確認してみると、

だいたい「調査員2名から」と記載されているのを見かけるのではないでしょうか。

基本的に、尾行調査の料金は現場に出る調査員の人数で変わってきます。

なので、尾行を依頼しようという方からすれば調査料金の節約のために「1名で調査できないの?」とお考えになるのではないでしょうか。

相談や依頼をされる方は、仕事としての尾行というものの実際の経験はお持ちでないでしょうし、知識や技術についてもご存じないかと思いますので、そのような考えをお持ちになるのは普通のことなのかもしれません。

しかし、少しだけ想像を働かせてみてください。

尾行について理解していただける事例があります。

これは代表的な事例の一つです。

対象者がいる建物、ここが尾行の開始場所となりますが、出入り口が表裏の2か所あります。

建物内で対象者の動きを追っていれば何とかなるかもしれませんが、この建物は対象者の住むオートロックマンションで部外者が中に入ることはできません。

ここでどうやって張り込みを行うかというと、調査員の人数によって答えが変わってくるのです。

調査員が2名以上いれば、二手に分かれて表裏両方の出入り口をおさえます。

対象者がどちらの出入り口から出ても姿を確認できるでしょう。

しかし、1名しかいない場合は、対象者の移動手段や立地条件等でどちらかにヤマを張るしかありません。

ヤマが外れれば当然対象者が建物を出ても何時間も気づかないまま張り込みすることになり、調査そのものが成立しません。

調査員を減らして安い料金で、とはどんな依頼者の方でも多少なりともお考えになるでしょう。

その条件で受ける探偵事務所もあるかもしれませんが、上記のように調査のクオリティが下がり、失敗リスクが大きくなるという事実は認識されておいた方が宜しいかと思います。

また、探偵側も最初から大きな失敗リスクを負って契約をしたいわけではなく、契約を断る自由もあります。

1名での調査を断られた場合は、その条件で受けてくれる探偵事務所をご自身で探し出す必要があります。

上記の例えは一つの例であり、尾行中には事前に予測できないケースはいくらでも起こります。

調査員が2名いたとしても対象者が3ヶ所の出入り口があるところに入れば上記と同じような状況になります。

尾行調査のプロではない依頼者側は知る由もないことですが、実際のところ探偵事務所側のほうがそういったリスクを受け入れているケースが多いということなのです。

今までに依頼者と探偵のトラブルが多数発生し、おそらく探偵側が悪質だったケースが多いため、この点に関しては大きな誤解が生まれているように思います。

調査員の人数を増やせば単純に調査のクオリティを上げることができます。

案件によっては最初から3名・4名いなければまともに調査が成立しないケースもあります。

しかし、調査員を多く使えば依頼者側が支払う調査料金が大きくなりますし、それだけでなく探偵事務所側も費用(人件費)が大きくなります。

今のところ、リスクと調査料金(人件費)のバランスが最もとれており、依頼者と探偵側がある種平等な契約と言えるのが「調査員2名の契約」なのだと思います。

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